Zview

[インサイト事業部]

Z世代向けのキャスティングのポイントは?選び方のコツや成功事例を紹介

マーケティングにおいて、ターゲットを押さえたキャスティングは、非常に重要な要素のひとつです。キャスティング次第で認知度や売り上げの向上に繋がる場合もあります。

しかし、Z世代向けのキャスティングとなると、他の世代と考え方や行動が異なるため、難易度が高いと感じるのではないでしょうか。

そこで本記事では、Z世代に向けたキャスティングのポイントを解説します。

  • Z世代向けのキャスティングのポイント
  • Z世代の特徴を活かしたキャスティング
  • これまでの具体的な成功事例

キャスティングの費用対効果を高めるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

Z世代向けのキャスティングとは

Z世代向けのマーケティングを行ううえで、キャスティングは非常に重要です。なぜなら、キャスティングを適切に行うことで商品やサービスのPRを効果的にできるからです。

しかし、間違ったキャスティングをしてしまうと、イメージダウンや顧客離れに繋がることも….。

また、一昔前までPRといえば、TVCMなどに芸能人が出演することが一般的でしたが、Z世代向けのPRは、SNSや動画配信サービスなど多岐に渡り、芸能人に限らずインフルエンサーやYouTuberなどが出演します。

時代背景やZ世代の特徴を把握したうえでキャスティングすることが、成功への鍵となるでしょう。

Z世代向けキャスティングのポイント

Z世代 キャスティング

では、Z世代向けのキャスティングを成功させるには、どうすれば良いのか。重要なポイントを7つ解説していきます!

1.ターゲット層が影響を受けている人を選ぶ

まず、ターゲット層が日頃から影響を受けている人をキャスティングしましょう。よくある失敗として、「とりあえず人気がある人や、流行っている人を選んでしまう」ことが挙げられます。

しかし、世間一般的には人気な人でも、Z世代の好みであるかは別です。また、ある程度の人気があっても、Z世代に刺さらず、購買行動につながらなければキャスティングの意味がありません。

キャスティングすべきなのは、Z世代から「真似したい」「あの人が言うなら間違いない」と支持されている人材です。事前にターゲット層の好みや、思考をリサーチしておきましょう。

2.ブランドとの親和性を考える

キャスティングした人材と、ブランドの親和性を考慮することも重要です。あまりにブランドのイメージとかけ離れていると、「やらせ感」「PR感」が出て、キャスティングの効果が薄れてしまいます。特にZ世代は、この違和感に非常に敏感なため、注意が必要です。

そのためにもまずは、ブランドの商品やサービスのターゲットを再度確認しましょう。

  • 性別
  • 年齢
  • 職業
  • 出身

ターゲット層をはっきりさせることで、キャスティングするべき人材のイメージを固められます。

3.SNSのシェア機能を活用する

Z世代の購買行動を起こすきっかけとして、SNSのシェア機能の活用は効果的です。Z世代は、他の世代と比べてSNSの使用率が98%と非常に高いからです。

SNS上で影響力のある人材をキャスティングし、自社商品やサービスの情報を発信してもらいましょう。ハッシュタグの活用や拡散系のキャンペーンなど、シェアを促す施策を併用することで、より効果的にZ世代に情報を伝えられます。

Z世代にとって、SNSは切っても切り離せない重要な媒体。SNSに特化したキャスティングや施策を検討しましょう。

4.Z世代のインフルエンサーを活用する

年齢層が同じインフルエンサーをキャスティングすることで、共感性が増し、Z世代に響くPRを行えます。

例えば、Z世代向けのコスメのPRで、アラフォーのインフルエンサーとZ世代のインフルエンサー、どちらがZ世代の購買意欲を高めるでしょうか? 間違いなくZ世代のインフルエンサーですよね。

Z世代向けのキャスティングを行う場合は、共感性を重視してZ世代のインフルエンサーを起用すると良いでしょう。

5.推し活要素を取り入れた企画

株式会社SHIBUYA109の調査によると、Z世代の80%以上に「推し」がいて、購買行動に大きく影響しています。なぜなら、推しに優先的にお金を使うというZ世代ならではの思考があるからです。

推し活において、公式グッズやライブに行くのはもはや当然。同調査によると、推しの持っているアイテムや紹介していた商品を買う人がなんと約80%もいます。そのため、Z世代から推されている人をキャスティングして、商品を紹介してもらうことで、確実に効果が得られます。

限定グッズやコラボ企画など、推し活要素を取り入れた企画をすることで、より大きな利益を得られるでしょう。

6.YouTuberタイアップを活用する

商品やサービスを知ってもらう手段として、YouTuberとのタイアップ動画は非常に効果的です。UUUM株式会社の調査によると、購買意欲が最大49.1%、認知度が65.7%増加したことが報告されています。

Z世代から支持されているYouTuberをキャスティングして、タイアップ動画を作成することで、動画を見たファンに確実に認知してもらえることが大きな利点です。

自社のターゲット層とYouTuberのファン層がマッチするようにキャスティングして、タイアップ動画を作りましょう。

7.各SNSでキャスティング方法を変える

SNSの媒体ごとにキャスティングを変えましょう。使用するSNSにより、ターゲット層やプロモーション方法などが異なるからです。

また、同様にインフルエンサーもSNSごとに影響力や、得意不得意があるため、媒体ごとにキャスティングは考え直しましょう。

Z世代の特徴を理解してキャスティングする

Z世代 特徴 理解

Z世代は、他の世代にはない特徴を多く持ち合わせていて、その特徴は購買行動に大きく関わっています。そのため、Z世代の特徴を理解したうえで、キャスティングすることが非常に有効的です。

ここではZ世代の特徴を5つご紹介し、キャスティングに活かす方法を解説していきます!

特徴1.デジタルネイティブ世代

Z世代は「デジタルネイティブ世代」と呼ばれており、インターネットでの情報収集に長けています。物心がついたときから、インターネットやデジタルデバイスが当たり前に存在しており、スマートフォンやSNSを自然と使いこなせるからです。

そして、情報収集や買い物はもちろん、コミュニケーションや恋人作りまで、インターネットを通じてあらゆる活動を行う世代です。また、収集した情報の妥当性を判断する能力が優れており、情報の発信元や内容の妥当性に敏感なのも特徴。

そのため、キャスティングを行う際にZ世代から信頼されている人材を選びましょう。

特徴2.ソーシャルネイティブで情報発信に長けている

Z世代は情報収集だけでなく、情報発信にも長けています。InstagramやX(Twitter) などのソーシャルメディアを自然に使いこなす「ソーシャルネイティブ」だからです。

「バズる」という言葉が流行しているのも、ソーシャルネイティブなZ世代ならではです。SNSは、誰でも発信できるため、誰しもがバズを生み出し、インフルエンサーになる可能性を秘めています。

Z世代は、情報発信に抵抗がないことから、発信を促せるような施策でキャスティングの効果を増幅できるでしょう。

特徴3.自分の価値観や共感性を重視する

Z世代は、商品のコスパや性能だけでなく、共感や感情的な充足感に重きを置いています。自分の価値観に合ったSNSの投稿やインフルエンサーに注目し、フォローする傾向があるからです。

例えば、環境保全に関心がある人は、サステナブルな活動を積極的に行う人や企業をフォローします。また、ただ商品やサービスが好きなのではなく、背景や誕生までの独自のストーリーに共感や関心を抱き、好きになることが多いです。

特徴4.体験を大切にする「トキ消費」

Z世代のトレンドは、「その日」「その場所」「その時間」でしかできない体験を大切にする「トキ消費」です。オンラインでいつでもどこでも人と繋がれる時代のため、そのオフラインでの体験でしか味わえない「時間」の価値が高まったと考えられます。

例えば、観客も一緒になって盛り上がる「ライブ」や「フェス」、観光地で和服の着用や工芸品を作る「体験」などが人気を集めています。限定のポップアップストアも効果的な購買戦略のひとつです。

キャスティングした人材とコラボレーションして、貴重な体験を提供できる企画を考えてみましょう。

特徴5.好きなものに夢中になる「推し活」

Z世代の特徴として、「推しへの出費は厭わない」という点が挙げられます。推しにお金を使うことで、推しに貢献・応援している実感が得られるためです。

同じCDを何枚も買って周囲の人に配る布教活動や、推しがPRしている商品やコラボしている商品を買って推しを応援するなど、かなりの時間と労力を注いでいます。収入が高くないZ世代でも、わざわざ貯金や節約をして推し活に勤しんでいるようです。

Z世代から推されている人をキャスティングすることで、推し活による大きな恩恵を得られるでしょう。

Z世代向けキャスティングの成功例

ここからは、実際にZ世代向けのキャスティングに成功した事例を4つご紹介します!

どれもZ世代の特徴や思考を捉えた施策になっており、キャスティングを考えるうえで非常に参考になる事例です。

ロクシタンジャポン株式会社 | Snow Man

ロクシタンは、世界にひとつだけのシアが作れる「マイシア」のPRに、人気アイドルグループ「Snow Man」をキャスティングし、成功を収めました。

限定コラボグッズが当たるキャンペーンにファンは大喜び。また、自分の推しカラーを選べて、名前やデビュー日も入れられる「マイシア」は、推し活で大人気になりました。

Z世代から支持されている人材をキャスティングし、自分でカスタムする「トキ消費」「推し活」を上手に活用した成功事例と言えます。

国税庁 | フワちゃん

国税庁は、インボイス制度導入に先立ち、フワちゃんをキャスティングして制度を学ぶための動画を配信しました。難しい内容にも関わらず、視聴回数は40万回を超えており、Z世代にとって親しみやすいキャラクターであるフワちゃんが登場することで、動画視聴のハードルを下げたと考えられます。

経済評論家の岸先生の説明に対し、フワちゃんが明るく質問してくれるため、理解しやすいだけでなく、見ていて苦にならない動画になっています。

専門家の信用できる情報に、Z世代と同じ目線で立てるフワちゃんのキャスティングを掛け合わせることで成功した事例です。

https://www.youtube.com/watch?v=SxXgWLZMRaQ

アサヒ株式会社 | YouTuber「きまぐれクック」

アサヒ株式会社は、料理系YouTuber「きまぐれクック」をキャスティングし、Twitter(X)のリツイートキャンペーンや、YouTubeタイアップ動画をアップし、話題になりました。

きまぐれクックは、2023年1-3月のYouTube総再生数が日本で第3位と、非常に影響力のあるYouTuberです。

タイアップ動画では、味が濃いめの魚料理を作り、アサヒスーパードライを美味しそうに飲むという、PR感を出さない自然と購買意欲がそそられる動画になっていました。また、リツイートキャンペーンでは、次に捌く魚を当てるという視聴者が一緒に楽しめる企画でした。

商品とキャスティングする人材の親和性を十分に考慮し、SNSやYouTubeを駆使したZ世代に効果的な成功事例です。

ドミノピザ | 人気TikToker

ドミノピザは「#ドミノチーズ100万円」という、SNS動画投稿キャンペーンを行いました。ハッシュタグをつけて投稿した人の中から「1日限定最高チーズ責任者」が選ばれるという企画で、ドミノピザの認知度を高めることに成功しました。

本企画では、多くの人気TikTokerをキャスティングし、ピザのチーズを伸ばして美味しそうに食べるPR動画を投稿。その影響で、TikTokerを支持するZ世代も真似して動画を投稿し、キャンペーンがどんどん拡散され大人気になりました。

キャンペーン後も「1日限定最高チーズ責任者」が動画配信を行うため、継続的な宣伝効果も得ました。

Z世代の特徴である「ソーシャルネイティブ」を生かした成功事例です。

Z世代向けのキャスティングを上手く活用して成果を上げよう!

今回は、Z世代向けのキャスティングについて解説しました。

Z世代の思考や特徴を理解したキャスティングを行うことで、PR効果をグッと引き上げられるでしょう。すでに多くの企業が、Z世代向けのキャスティングに成功して、大きな成果を得ているので、参考にしてみてください。

また、「僕と私と株式会社」では、Z世代をターゲットとし、さまざまなサービスや商材に合わせたキャスティングを行っています。Z世代のキャスティング方法がわからない、どのようにPRを打てばいいかわからないという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。