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[インサイト事業部]

【Z世代向け】エシカルインフルエンサー14名!SDGsやサスティナブル意識を変える

Z世代の消費行動に興味のある企業の担当者は、プロモーションをするうえで「Z世代に人気のあるエシカルインフルエンサーを起用したい」と思うはず。

実際にZ世代をターゲットにする場合、Z世代に人気のインフルエンサーを起用することで、認知や売上に大きく貢献することができます。

本記事では、Z世代のエシカル意識やSDGs意識について解説するとともに、Z世代向けのエシカルインフルエンサーを14人、ピックアップして紹介いたします。

Z世代のエシカル意識

Z世代 エシカル意識

Z世代は、他の世代と比べてサスティナビリティやエシカル意識が高いといわれています。自分たちが生きる社会や地球環境に対して関心があり、積極的に行動を起こす傾向があるためです。

Z世代が持つエシカル意識の高さには背景があります。

Z世代は幼いころから、SNSを通じて、世界中で起きているさまざまな出来事にリアルタイムで接している環境にあるためです。入ってくる情報量や内容の濃さが他の世代とは違い、SNSから発信される世界中の出来事に影響を受けやすいといえます。

また、学校教育で地球環境やSDGsを学んでおり、社会問題を「自分たちの将来に関わる大きな課題」と捉えています。

Z世代のエシカル意識の高さの影響は、商品購入の時にも影響します。たとえば、購入する商品を考える際、次のような観点に注目しているのが特徴です。

  • 誰によってつくられているか
  • どんな企業から提供されているか

たとえ金額が高くても、自分の行動が社会貢献に繋がるかを優先する傾向があります。

Z世代は社会貢献=幸福

Z世代は「競争」より「共創」の意識を持っています。将来の予測がつかない世情の中で成長してきたため、人と争うよりも、共存しようとする意識を高く持つためです。

Z世代が好きな言葉に「ソーシャルグッド」があります。「社会に良い影響を与える活動」という意味の用語です。人からの押し付けを好まないZ世代は、自分のやりたいことやできる事を通して、社会の役に立つことに幸福を感じています。

Z世代は社会貢献を通して、自分の人生がより豊かになると考えている世代です。

Z世代の購買意欲を左右する企業の社会貢献活動

Z世代の社会貢献の意識は、商品を購入する際にも影響します。なぜなら、Z世代は、何かを購入する際、企業の活動や倫理観にも注目しているためです。

バブル時代を知らないZ世代は、消費には消極的だといわれています。ただし、購入する際は品質だけでなく、商品のコンセプトや商品がつくられた工程をしっかり調べる傾向にあります。あまりお金を使わないといわれているZ世代でも、自分が価値を見出せれば金額は惜しまない場合もあります。

Z世代の購買意欲は、企業の社会貢献活動が左右すると言っても過言ではないでしょう。

Z世代とSDGs

Z世代はSDGsにも深い関心があります。SDGsとは、一言で訳すと「持続可能な開発目標」を意味します。世界の環境問題や差別・貧困・人種問題といった課題を世界で取り組み、2030年までを目標に解決するための計画です。

株式会社SHIBUYA109エンタテイメントがZ世代を対象に行ったアンケートでは、約5割の人が「SDGsに配慮した商品の購入経験がある」と答えています。

また、SDGsの取組む企業の印象として、約7割の人がポジティブな印象を受けており、

「その商品やサービスを使ってみたい」と回答しています。

企業のSDGsへの取り組みは、Z世代の購買意欲を高めるだけでなく、企業への好感度を高めることにも繋がることがわかります。

引用:Z世代のSDGsと消費に関する意識調査

Z世代に影響を与えるエシカルインフルエンサー

環境活動や人権問題は、堅苦しいイメージを持つ人もいるでしょう。Z世代がエシカル意識やSDGsへの関心が高いのは、SNSのインフルエンサーから影響を受けているのも理由の1つです。

ここからは、Z世代に影響を与えるエシカルインフルエンサー14人をご紹介します。

環境系エンターテイナー / WoWキツネザルさん

環境問題をエンターテイメント始点で取り組んでいるWoWキツネザルさん。

YouTubeやTikTokなど、Z世代の利用者数が多い媒体での活動を活発的にしています。

社会問題インフルエンサー / くわまんさん

くわまんさんは、差別や偏見をなくすために、世界のさまざまな場所でフリーハグをする活動を動画で紹介している動画クリエイターです。

2011年に韓国で「日本人が韓国でフリーハグをしてみた」という企画をしています。

その活動が評価され、朝日新聞出版社「AERA」が特集した「Z世代を動かすインフルエンサー27組」に選ばれました。

くわまんさんの動画では、フリーハグだけでなく、SDGsなどソーシャルグッドな取り組みも紹介しています。

ビューティライフデザイナー / HALUさん

ビューティライフデザイナーのHALUさんは、SNSを通して、サスティナブルをテーマにした「旅」「食」「美」を発信しています。動画では、ローフードやヴィーガンをとり入れたメニューが多く紹介されています。

また、日本の食材を活かして、エシカルな食を追及する寺子屋コミュニティや、ロー&ビーガンスイーツに和を取り入れた、スイーツギフトブランド「mari」の運営をしています。

サスティナブルライフクリエイター / Miyuさん

サスティナブルクリエイターのMiyuさんは、「日々の何気ない選択」がサスティナブルに繋がることを提唱し、「できる人が、できることを、できるだけ」 をテーマに、環境問題や社会問題についてをSNSで発信しています。

日本だけでなく海外の企業とも提携し「100年後に残って欲しい」と思えるサービスや物を考える活動をしています。

サスティナブルディレクター / ローラさん

モデル・タレントのローラさんは、環境問題や社会問題に高い関心を持っています。自身のライフスタイルブランド「STUDIO R330」を通じて、サスティナブルウェアを提案しています。

実際にベトナムでサスティナブルデニムを開発し、デニムを1本購入すると、10本の木がインドネシアへ植樹されます。

ローラさんは、自身のSDGsの取り組みを通じて、多くの若者が環境問題に関心を持ち、行動するきっかけになるよう努めています。

アーティスト / AIさん

歌手のAIさんは、SDGsに関する活動を積極的に行っています。仕事を通してSDGsに関心を持ったのがきっかけで、SDGsの発信をテーマとしたメディア「TAP ┃ Take Action for Peace」をInstagramで開設しました。AIさんのInstagramは、自分と同じようにSDGsを知らないユーザーに向けて分かりやすい発信を意識しています。

環境問題や社会問題などを中心に、身近なアクションを呼びかけています。

予防支援団体「Think The DAY」代表 / 紗栄子さん

タレントの紗栄子さんは、被災地への支援などを行う予防支援団体「Think The DAY」の代表理事を務めています。10年以上にわたり被災地への支援を行い、同団体を通じて支援活動の新しい仕組み作りに注力しています。

また、新型コロナウイルスの影響を受けた医療従事者に医療用防護マスクや防護服を寄付する活動もしていました。

環境特別広報大使 / 柴咲コウさん

女優の柴咲コウさんは、2016年に自然環境との調和を目的に「レトロワグラース株式会社」を立ち上げました。その功績が認められ2018年に「環境特別広報大使」にも任命されています。

またファションブランド「MES VACANCES(ミ ヴァコンス)」も立ち上げ、環境への負担を考えたものづくりにも注力しています。

消費者がわかりやすいように、商品には12種類のアイコンが付けられています。商品の購入が、どのように自分が社会に貢献できたのか実感できる工夫といえるでしょう。

食から始めるSDGs / イソカカさん

イソカカさんは、Instagramで野菜を多く使ったレシピや、食から始めるSDGsについて発信しています。

家族経営していたカフェの閉店をきっかけに始めたInstagramで、「美味しいものが食べられ続ける社会を作りたい」と野菜を中心とした発信を継続しています。どこのスーパーでも買える食材を使ってできるレシピは、ユーザー間で大変人気を博しています。

2024年1月には料理のレシピ本を出版予定です。

サスティナブルブランド「L tokyo」ディレクター / prukoさん

インスタグラマーのpurukoさんは、サスティナブルブランド「L tokyo」を運営のほか、動画クリエイター、SNSアドバイザーとしても活動中です。

2021年には、サスティナブルブランド「L tokyo」を創設後、YouTubeチャンネル「princesspruko」を開設し、AERAの「Z世代を動かすインフルエンサー27人」にも選出されています。

エシカル生活 / 菅野有希子さん

エシカル生活をSNSで発信している菅野有希子さんは、テーブルコーディネーター /プロップスタイリストでもあります。

多くのメディアで自身のエシカル生活を紹介しており、身の回りにある物で誰でも簡単にエシカルな生活を実践できる方法を紹介しています。

また、トライして自分には合わなかった方法も率直に紹介しており、フォロワーから絶大な支持を得ていることも特徴です。

環境活動家 / 露木しいなさん

世界一エコな学校として知られる「Green School Bali」で高校時代を過ごした露木しいなさん。

全国で気候変動に関する講演や、人と地球に優しいブランド「Shiina Cosmetics」を立上げ、Z世代の環境意識向上に取り組んでいます。

僕と私と株式会社 / 今瀧健登さん

今瀧健登さんは、Z世代の企画屋として活躍している実業家です。自身が代表を務める「僕と私と株式会社」を通じて、Z世代向けのマーケティング・企画UXを専門に事業を展開しています。

Z世代向けのSDGs企画や、自身がSDGsインフルエンサーとしても活躍しており、その行動が世間から注目されています。

さらにエシカルインフルエンサーについて知りたい方は、こちらをご覧ください。

エシカルインフルエンサーの起用で与えるブランドの注目度

企業が自社のブランドイメージにインフルエンサーを起用すれば、Z世代からの高い注目を得られます。

株式会社TesTeeが運営する若年層を対象にした調査「TesTeee Lab」の調査結果によると、Z世代のSNS利用率は、中学生で97.3%、高校生で98.9%、大学生で97.9%でした。

引用:SNS利用に関する調査【2022年版/学生対象】

インフルエンサーが与える市場の拡大効果

2022年のインフルエンサーのマーケティング市場は、2年前に比べて大幅に拡大しています。

そして、2023年には、さらに拡大が予測されています。

以下は、株式会社サイバー・バズが、株式会社デジタルインファクトと共同で行った調査結果です。

引用:【市場動向調査】2023年のソーシャルメディアマーケティング市場は1兆899億円、前年比117%の見通し。2027年には2023年比約1.7倍、1兆8,868億円に

インフルエンサーのマーケティングが強いのは、インフルエンサーが次の要素を持つためです。

  • ユーザーからの認知度が高い
  • ユーザーが親近感を持っている
  • スピード感のあるマーケティング施策が可能

また、インフルエンサーの起用は、エシカル意識の高いユーザーにターゲットを絞ったPRができるのは企業にとってもメリットです。

エシカルインフルエンサーと企業のコラボ事例

最後に、エシカルインフルエンサーと企業のコラボ事例をお伝えします。

  • さかなくんと株式会社ニッスイ
  • てらさんとしまむら

さかなくんと株式会社ニッスイ

ニッスイが2023年7月〜10月に実施したキャンペーン「未来を見つめるニッスイのぶりキャンペーン」のキャンペーンキャラクターにさかなくんが起用されました。

さかなくんは、海を守るためにゴミ拾いやマイボトル、エコバッグを推奨し、SDGsの推進や

環境課題への対応に取り組んでいます。

参考:https://www.nissui.co.jp/news/20230630.html

てらさんとしまむら

プチプラファッションで知られるしまむらがインフルエンサーのてらさんとコラボ商品を販売しています。

てらさんは、しまむらのほか、ユニクロやGUなどのファストファッションを使ったコーディネートをSNSで紹介しており、紹介した商品が品切れになるほどです。

参考:https://miyu-shimamura.blog.jp/archives/11235216.html

まとめ

Z世代をターゲットにした企画は、インフルエンサーを起用する以外にも、さまざまな手法が必要です。具体的には、次のようなものが挙げられます。

  • マーケティング施策
  • 認知度向上に向けた企画
  • 関連企業とのコラボによる影響力の強化

僕と私と株式会社は、Z世代に特化した企画・マーケティングに強みを持ち、Z世代ならではの企画をご提案可能です。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。