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[インサイト事業部]

Z世代に人気のSNS11選!2024最新利用率調査からSNS疲れの真相や今流行っているSNSについて紹介

デジタルネイティブであるZ世代ですが、彼らはSNSを他の世代とは少し違う使い方をしています。

彼らにとってSNSは、単なるコミュニケーションや娯楽のツールにとどまらず、仕事や情報収集のツールとしても大きな役割を果たしているのです。

本記事では日本の約15%を占め、現代のトレンドの中心となり今後の日本の将来を担っていくZ世代の間で流行っているSNSを解説していきます。

この記事を読むことで、Z世代に人気のSNSを知ることができるだけでなく、どのような機能に若者は魅力を感じるのかを理解することができるでしょう。

Z世代に人気なSNSランキング11選

Z世代は生まれた時からインターネットに触れ、デジタルが当たり前の社会で育ってきています。


そんなZ世代がどのような目的でSNSを利用し使い分けているのか、人気のSNSの特徴を知ることで多様化したその価値観の片鱗に触れられるのではないでしょうか?

ここではそんなZ世代がよく利用している人気の11種類のSNSを紹介していきます。


※出典:総務省,”令和4年度情報メディアの利用時間を情報行動に関する調査報告書
出典:Gaiax,”【2024年版】若者が今使っているSNS!Z世代向けSNSまとめ12選

1.LINE【利用者数が最多のコミュニケーションツール】

LINE (ライン)は、Z世代に限らず多くの世代で連絡手段として利用される無料コミュニケーションアプリです。

Z世代の利用率は96.1%※であり、日本全体では94.0%※の人が利用しています。

「グループチャット」や「未読・既読機能」などそれまでにはなかった機能が人気の理由で、サービス開始当初からメインの連絡ツールとして利用している人が多いようです。

また、スタンプ機能では自分で作ったデザインを販売することもできるなどクリエイティブな要素も人気の理由となっています。

2.Instagram【他にはない機能で利用者多数】

Instagram (インスタグラム)は、Metaがサービス提供する無料の画像共有アプリです。

2010年にリリースされたアプリですが、2023年には全世界の利用者数が20億人を超え、日本のZ世代の利用率も71.6%※となっています。

おしゃれな画像や動画が投稿されているイメージが強くありますが、「ストーリーズ」や「リール」など他にはない機能も人気の理由と言えるでしょう。

また若い世代はInstagramを、ダイレクトメッセージを使ったコミュニケーションツールや、タグ検索を使った情報収集ツールとしても利用していることが多いようです。

長くブームの続いているInstagramですが、今後もしばらくは画像動画投稿SNSとして流行の最先端としてありつづけると予想されています。

3.X(旧Twitter)【リアルタイム情報や拡散性に富んだSNS】

X (エックス)は、文章投稿をメインとするSNSです。

2023年にTwitter (ツイッター)からX(エックス)に名称が変更されました。

文章のみの投稿も可能となっているため、気軽に利用しやすい点とで人気があります。

仕様変更によるユーザー離れも一時的には見られましたが、現在もZ世代の利用率は66.5%※と高い水準を保っているようです。

4.Threads【文章投稿メインの無料SNS】

Threads(スレッズ)とは、Instagramなどで有名なMetaがサービス提供する無料のSNSアプリです。

2023年に提供され始めた新しいSNSですが、X (Twitter)の仕様変更などの影響も受け、わずか1週間で1億5000万ダウンロードを記録しました。

日本でも現在は1000万人以上が利用し、Z世代の利用率は14.6%※となっています。

Threadsは写真や動画の投稿も可能ですが、Instagramとは異なり文章投稿がメインとなっているため、気軽に利用しやすい点も特徴の一つです。

5.BeReal【リアルな日常の共有】

BeReal (ビーリアル)は、Z世代の13.2%※が利用する2020年にフランスでリリースされた無料の写真共有アプリです。

BeReal最大の特徴は、毎日1回不規則に届く通知に合わせて2分以内に写真を撮影し投稿するというシステムでしょう。

自分の本音を見せる機会が少ないZ世代にとって、加工などで自分を盛ることができず・撮り直しも友達に表示されてしまうという、「リアルな日常の共有」が人気の理由となっているようです。

6.TikTok【ショート動画の共有アプリ】

TikTok (ティックトック)は、ショート動画の共有を目的とした無料のSNSアプリです。

ダンスや日常の1コマなどを切り取った15秒〜1分程度の短い動画を投稿し、閲覧・交流をすることができるほか、流行の最先端の情報収集としても利用できます。

日本でもZ世代の利用率は57.1%※に上り、TikTokを仕事として大きな利益を得ている人もいるほど大きな市場となりました。

また、動画はアプリ内で簡単に編集することができるため、誰でもクリエイターの気分を味わえるという点も人気の1つのようです。

7.SnapChat【投稿は10秒以内に自動消去】

SnapChat(スナップチャット)はZ世代の4.0%※が利用する無料の写真・動画共有アプリです。

SnapChatの大きな特徴は投稿した写真や動画は送った相手が見ると、自動で消去されるという点です。

自動消去の時間は1秒〜10秒もしくは無制限を選ぶことができます。

欧米ではInstagramに劣らないアクティブユーザー数を誇るという点からも、SNSに気疲れした現代の若者に刺さっていることがわかるでしょう。

8.Facebook【共通のコミュニティを見つける】

Facebook(フェイスブック)は、Metaがサービス提供する無料のSNSアプリで、Z世代の19.5%※が利用しています。

ネット上での交流というよりも、リアルでの知り合いとの交流や共通の趣味を持った人たちの交流を主とするSNSです。

本名のみでの登録による安心感や、連絡先などから古い友人も見つけやすいなどという点から人気となっています。

9.Lemon8【カテゴリー別の情報収集におすすめ】

Lemon8(レモンエイト)はさまざまなジャンルの情報を共有できる無料アプリです。

ファッションやグルメ、スキンケアなどに分類されたジャンル別に投稿を表示できるため、情報収集ツールとしても人気となっています。

主なユーザーは20代〜30代の女性となっており、2023年4月時点では日本で約1600万人に利用されています。

10.Whoo【滞在時間やバッテリー残量の共有も可能】

Whoo(フー)は、無料で利用できる位置情報共有アプリです。

利用者のほとんどが中高生であり、Z世代の13.3%※が利用しています。

位置情報だけでなく、滞在時間やバッテリー残量なども確認できるため、連絡しなくても相手の状況がわかるということで人気となっているようです。

11.YouTube【世界最大の動画共有アプリ】

YouTube (ユーチューブ)は、Googleが運営する動画共有サービスです。

日本での利用率は97.3%※、また全世界の月間アクティブユーザー数は2023年に25億人を記録する世界最大の動画サービスとなっています。

利用者の多くの使用目的は投稿された動画の閲覧のみですが、誰でも自由に動画の投稿が可能であり、日本でも「YouTuber」という職業が当たり前になりました。

YouTube最大の魅力は投稿された全ての動画が無料で見られるという点でしょう。

また、再生回数や登録者数が多くなると大きな収入にも繋がるということで、子どもの将来なりたい職業で上位にランクインするほどメジャーで夢のある仕事であるという点も人気の理由となっているようです。

Z世代の間で今流行っているSNS

ここではさらに、Z世代の間で今流行っているSNSを3つ紹介していきます。

出典:Gaiax,”【2024年版】若者が今使っているSNS!Z世代向けSNSまとめ12選” 
出典:総務省,”令和4年度情報メディアの利用時間を情報行動に関する調査報告書

1.BeReal

Z世代の間で今流行っているSNSの一つがBeRreal(ビーリアル)です。

すでにZ世代の13.2%※が利用しており、今後さらに流行るのではないかとも予想されています。

BeRealの最大の特徴は、毎日不規則に送られてくる通知に合わせて写真を撮影し投稿する「リアルの共有」という点です。

「写真はアプリで加工できない」「2分以内に投稿しなければならない」「撮り直すと友達に表示される」など、自分を盛ることができないという新しいSNSのあり方でも注目されています。

2.Instagram【画像共有SNSとして不動の人気】

Z世代の間で流行っているSNSの一つにInstagram (インスタグラム)があります。

Instagramは2017年に「インスタ映え」という言葉が流行語大賞に選ばれるほどブームになったSNSですが、利用率が75.6%※という点を見てもわかるように、その魅力はZ世代の中でも健在のようです。

それまでの画像共有アプリにはなかった「ストーリーズ機能」や「リール機能」なども若い世代から支持を得て、画像共有アプリとしては不動の人気の地位を得ました。

また、Instagramのメイン用途は画像共有ですが、若い世代は「情報収集ツール」やダイレクトメッセージを用いた「連絡ツール」としても利用している人が多いようです。

3.TikTok【ショート動画を簡単編集】

TikTok (ティックトック)はZ世代の57.1%※が利用する流行りのSNSの一つです。

ダンスや日常の1コマを切り抜いた短い動画を投稿して共有や交流をすることができます。

また、アプリ内で簡単な動画の編集も可能であるというクリエイティブ要素も人気の理由となっているようです。

TikTokアプリでの動画投稿やライブ配信が投げ銭や企業案件によって収益化できるという点から、TikToker(ティックトッカー)と呼ばれる職業も生まれ、さらに市場は拡大していくと予想されています。

Z世代のSNSに関してよくある質問

ここではZ世代のSNSに関してよくある質問に回答していきます。

Z世代が利用するSNSは?

Z世代によく利用されているSNSはLINE、Instagram、X(旧Twitter)です。

Z世代は利用するSNSを一つに絞るのではなく、用途に応じて複数使い分けていることが多くなっています。

今一番流行っているSNSは?

今1番流行っているSNSはInstagramです。

数年前から人気のSNSですが、「ストーリーズ」や「リール」機能などで高い人気を維持しているほか、若い世代は「ダイレクトメッセージ」をLINEの代わりに連絡ツールとして利用しています。

また、これからさらに流行っていくと予想されているSNSはBeReal (ビーリアル)です。

Z世代がSNS疲れを感じているのは本当?

Z世代がSNS疲れを起こしているのは本当です。

Tierが2022年に行った調査※によると、Z世代の54.07%がSNS疲れを感じていると回答しています。

現代においてSNSはなくてはならないツールになっている反面、気疲れの大きな原因ともなっているようです。

※出典:PRTIMES,”【調査リリース】SNS利用者の半数以上が人間関係によるSNS疲れを実感。SNSデトックスや利用中止を検討した人は約6割に及ぶ

どの世代がSNSをよく使いますか?

SNSの利用時間がもっとも長いのは20代です。

総務省の調査によると、10代のソーシャルメディアの平均利用時間が82.2分に対し、20代の平均利用時間は101.5分となっています

Z世代がよく使うアプリは?

総務省の調査によると、Z世代がよく使うアプリは利用率71.6%のInstagramです。

次点で利用率66.5%のX (旧Twitter)が続いています。