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[インサイト事業部]

Z世代がサロンを探すときは“ハッシュタグ”と“実例数”を重要視?美容院、エステ、フェイシャルなど、サロンに関する意識調査

全国のZ世代、551人を対象に、サロンに関する意識調査を実施しました。

美意識が高いと言われているZ世代。数多あるサロンのなかから、お気に入りや行きつけをどのように選んでいるのでしょうか? 今回は、リラクゼーションサロン、エステサロン、フェイシャルサロン、アイビューティーサロンに半年に1回以上行っている人を対象に詳しく調査をしてみました!

【調査サマリー】
・Z世代がサロンを選ぶうえで重視するのは「価格」「口コミ・評価」「通いやすさ」
・サロンに継続して通う場合は施術者も重視
・Z世代がInstagram上でサロンの情報収集に活用するのは“ハッシュタグ”
・Z世代の26.5%は施術中「そっとしておいてほしい」
・Z世代の過半数が美容院にかけるお金は7,000円が上限
・Z世代の女性はフェイシャルケアに、男性はアイビューティーに興味が高い

Z世代がサロンを選ぶうえで重視するのは「価格」「口コミ・評価」「通いやすさ」

まず、初めて利用するサロン・2回目以降に利用するサロンを選ぶ基準について聞いたところ、上位に挙がったのは「価格」「口コミ・評価」「通いやすさ」などの回答でした。サロンの雰囲気や効果の高さについても重視されている傾向が見えます。

初回訪問時はそれらに加えて、サロン公式SNSの充実度やメニューの豊富さ、ならびに公式サイトが作りこまれているかなどが見られました。2回目以降はより通いやすさの重視が増え、設備の充実度なども重視される傾向にあるようです。また、アイビューティーサロンについては初めて利用する際、スタッフが女性かどうかが重視されているようです。

性別ごとに見ると、男性ではリラクゼーションサロン、エステサロン、フェイシャルサロンに関しては、「スタッフが男性かどうか」「メンズ専門店かどうか」が重視する項目の上位に入ったのも印象的です。

サロンに継続して通う場合は施術者も重視

次に、サロンを選ぶときに「サロン(口コミ・雰囲気・メニューの充実度など)」と「施術者(カリスマ美容師・技術・親しみやすさなど)」、どちらを重視するかを聞いたところ、初回は施術者よりもサロンそのものを重視する傾向が高いが、2回目以降は施術者の重視度もあがることがわかりました。

しかし、2回目以降であってもサロンそのものを重視する人は70%近くおり、公式サイトやSNSなどを通じて継続的に情報発信を行う必要性はあると考えられます。

Z世代がInstagram上でサロンの情報収集に活用するのは“ハッシュタグ”

続いて、サロンの情報発信でも活用されることが多いInstagramについて、Z世代がサロンの情報を集める際に重視している情報を調査しました。

まず、Z世代が1番重視するのは、「自分が興味あるハッシュタグがあるかどうか(33.8%)」で、自分の興味のあるハッシュタグを用いて検索して投稿を見つけたことが、サロンに興味を持つきっかけになったり、投稿に自分の悩みや関心に沿ったハッシュタグが付いていることが、安心や信頼につながっている可能性があると言えます。

次に多かったのが、サロン公式アカウントの投稿に「自分が興味がある投稿があるかどうか(26.7%)」と、「サロン公式アカウントの投稿数や実例の多さ(21.1%)」で、これらもハッシュタグと同じく、実際の効果や仕上がりをイメージできることや、安心してサロンを訪れることができるかの判断材料となっていることがうかがえます。

なお、最近は施術者の個人アカウントも多く見られますが、今回の結果では施術者よりもサロン公式の内容の方が重視されていることがわかりました。

性別ごとに見ると、「Instagramでのサロンにおける情報収集はしない」と回答した男性は約3割となり、女性での同回答者数の2倍にも上りました。

Z世代の26.5%は施術中「そっとしておいてほしい」

また、Z世代がサロンに求める過ごし方1位は「そっとしておいてほしい(26.5%)」。続く2位は「お手入れの方法を知りたい(23.4%)」でしたが、3位に「動画や映画を見たい(22.5%)」、4位に「雑誌を読みたい(19.6%)」がランクインするなど、どちらかといえば施術中は自分の世界に入り込んでいたいZ世代が多いように見受けられます。

男女別に見ると、男性は「動画や映画を観たい(31.3%)」、「雑誌を読みたい(26.0%)」が多く、一方の女性は「そっとしておいてほしい(35.3%)」がもっとも多い結果となりました

Z世代の過半数が美容院にかけるお金は7,000円が上限

Z世代がサロンにかける毎月の平均金額における質問では、美容室、ネイルサロン、リラクゼーションサロン/エステサロン、アイビューティーサロンでは2,000円〜5,000円未満がもっとも多い結果に。利用していない層を除き、いずれも過半数以上が10,000円未満であり、美容院に関しては7,000円未満が67.2%であることがわかりました。

一方で、比較的単価が高いと考えられるボディ・痩身向けエステサロンやフェイシャルサロンに関しては、5,000円〜7,000円未満がもっとも多い回答となりました。

Z世代の女性はフェイシャルケアに、男性はアイビューティーに興味が高い

最後に「フェイシャルサロン」「アイビューティーサロン」について、この1年間で「興味を持つようになったもの」「実際に利用したもの」について聞きました。

まず、Z世代が「興味はあるが、利用したことはない」フェイシャルサロンのメニューは「ピーリング(38.5%)」がもっとも多く、続いて「小顔ケア・小顔矯正(30.5%)」、「肌質改善(30.5%)」という結果に。

アイビューティーサロンのメニューでは1位が「パリジェンヌラッシュリフト(34.8%)」、2位が「眉毛サロン(27.6%)」、3位が「まつ毛パーマ(23.8%)」という結果になりました。

性別ごとに見ると、女性は美白ケア、ニキビケア、肌荒れ・乾燥肌ケアなど、フェイシャルケアに興味が高く、男性の方がまつ毛パーマ、眉毛サロンなど、アイビューティー全体への興味が高い傾向が見られました。

調査概要

調査名:Z世代に聞いた!サロンに関する意識調査
対象条件:全国のZ世代(20~27歳)
調査期間:2024年4月8~10日
調査方法:インターネットを利用したアンケート
調査有効回答数:551名

※調査を引用いただく際は、出典元が「僕と私と」であることを明記いただきますようお願いいたします。